
こだわりの寝心地を求めて「ネルマットレス」を選んだものの、次に悩むのがベッドフレーム選びではないでしょうか。
特に日本の気候を考えると「すのこベッド」は有力な候補ですが、「コイルがぎっしり詰まったネルマットレスと、隙間のあるすのこの相性って本当に良いの?」と、ふと立ち止まってしまう気持ち、よく分かります。
せっかくの良いマットレスを、フレーム選びの失敗で台無しにしたくないですよね。
この記事では、そんなあなたの不安や疑問を解消し、ネルマットレスの寝心地を最大限に引き出す、最適なベッドフレーム選びを徹底サポートします。
なぜネルマットレスに「すのこ」が合うの?相性が良い3つの理由
せっかくこだわってネルマットレスを選んだのなら、その寝心地を最大限に活かすベッドフレームを選びたいですよね。
毎日使うものだからこそ、絶対に失敗したくない、という気持ちは私もよく分かります。
特に、日本は湿気が多い環境なので、「カビ対策」という視点はベッドフレーム選びですごく重要です。
そこで候補に挙がってくるのが「すのこベッド」ではないでしょうか。
でも、「コイルがたくさんのネルマットレスに、隙間のあるすのこって本当に合うの?」と少し不安になりますよね。
結論から言うと、ネルマットレスとすのこは「最高の組み合わせ」と言ってもいいくらい、相性抜群なんです。
ここでは、その理由を3つのポイントから詳しく解説していきますね。
理由①:湿気とカビ対策に最適!圧倒的な通気性を実現
「朝起きたらマットレスにカビが…」なんて、想像するだけでも避けたい事態だと思います。
でも、人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくと言われていて、マットレスは常に湿気と隣り合わせの状態なんです。
高温多湿な日本の気候も手伝って、カビにとっては最高の環境が揃いやすいんですよね。
もちろん、ネルマットレス自体もその点はよく考えられています。
資料によると、独自の13層構造と、一般的なマットレスの約2倍のコイルを使った「コイルリッチ構造」によって、もともと高い通気性を持っているんです。
そこに、マットレスの下に常に空気の通り道を作ってくれる「すのこ」を組み合わせるわけです。
これがもう、湿気からすれば逃げ道しかないので、カビが発生しにくい環境を強制的に作ってくれるんですよ。
「ネルマットレスが持つ通気性」と「すのこが作る空気の通り道」。
この2つが合わさることで、カビ対策としては最強のタッグが完成する、というわけです。
理由②:コイル性能を最大限に発揮!ネル本来の寝心地を引き出す
ネルマットレスの最大の魅力といえば、やっぱりその寝心地ではないでしょうか。
スムーズな寝返りをサポートする反発力と、体の圧力を分散する性能は、たくさんの独立したコイルが体を「点」で支えてくれるからこそ実現できています。
もし、マットレスの下が通気性のない一枚板だと、コイルが沈み込むのをわずかに妨げてしまったり、湿気でコイルの性能が落ちてしまう可能性もゼロではありません。
その点、すのこなら適度な隙間がありますよね。
その隙間が、一つひとつのコイルが自由に動くのを助けてくれるんです。
これにより、ネルマットレスが本来持っている体圧分散性能や、スムーズな寝返りをサポートする反発力を100%引き出すことにつながります。
これは個人的な意見ですが、最高のパフォーマーを最高のステージに立たせるようなもので、すのこはネルマットレスの実力を最大限に引き出してくれる、最高のパートナーだと思います。
理由③:お手入れ簡単!清潔な睡眠環境をキープしやすい
毎日使う寝具だからこそ、できるだけ清潔に保ちたいものです。
マットレスを清潔に保つには、定期的に立てかけて風を通す「陰干し」がとても効果的です。
すのこベッドは、構造がシンプルなものが多く、比較的軽いモデルが多いんですよ。
だから、女性一人でもマットレスを少し持ち上げてベッドの下を掃除したり、マットレスを立てかけたりする作業が、そこまで苦にならないんです。
特にフレームのない「すのこマット」という選択肢もあります。
これなら、マットレスと一緒に三つ折りにして、そのまま部屋で干すこともできますからね。
これはかなり手軽で、ズボラな私には嬉しいポイントです。
ネルマットレス自体も、表裏なく使える両面仕様なのでローテーションがしやすく、長持ちさせやすい工夫がされています。
この手入れのしやすさと、すのこのメンテナンス性の高さが組み合わさることで、結果的に長く清潔な睡眠環境をキープできるというわけです。
【後悔しない】ネルマットレスに合う「すのこベッドフレーム」の選び方
「すのこベッドが良いのは分かったけど、じゃあ具体的にどんなものを選べばいいの?」という疑問が次に出てきますよね。
すのこベッドと一口に言っても、本当にたくさんの種類があります。
ネルマットレスは決して安い買い物ではないですから、その土台となるフレーム選びで後悔はしたくないものです。
ここでは、あなたにぴったりの一台を見つけるための、具体的なチェックポイントを4つに絞って解説していきます。
このポイントさえ押さえておけば、まず大きな失敗は避けられるはずです。
【最重要】マットレス+体重を考慮した「耐荷重」をチェック
デザインや価格も気になるところですが、まず最初に、何よりも優先して確認してほしいのが「耐荷重」です。
耐荷重とは、そのベッドが安全にどれくらいの重さまで支えられるかを示す数値のことですね。
最低でも「ネルマットレスの重量+寝る人の体重+布団や枕の重さ」を合計した数値以上の耐荷重が必要になります。
例えばシングルサイズ(マットレス約22kg)に体重60kgの人が寝るなら、22kg+60kg+布団など約5kgで、合計87kgです。
ただ、私たちは寝ている間に何度も寝返りをうちますし、ベッドの上で起き上がったりもします。
そうすると瞬間的に大きな負荷がかかるので、この合計値の1.5倍から2倍くらいの余裕を持った耐荷重の製品を選ぶと、とても安心だと思います。
耐荷重が足りないと、きしみ音の原因になったり、最悪の場合はフレームが壊れて怪我につながる危険もあるので、ここは本当にしっかり確認してくださいね。
きしみ・耐久性に関わる「すのこの種類」で選ぶ
すのこの板には、実はいくつか種類があって、それぞれに特徴があるんです。
この違いが、寝心地の安定感やきしみ音の出にくさ、耐久性に関わってくるので、知っておくと選びやすくなりますよ。
ここでは代表的な2つの種類、「LVLすのこ」と「無垢材のすのこ」について、それぞれの良いところ、ちょっと気になるところを見ていきましょう。
頑丈で安定感のある「LVLすのこ(積層合板)」
最近のすのこベッドで主流になっているのが、この「LVL(エルブイエル)すのこ」です。
これは、薄い木の板を繊維の方向を揃えて何層にも重ねて、強力に圧着して作られた合板のことです。
一番のメリットは、なんといってもその強度ですね。
反りや割れが起きにくく、とても頑丈なので耐久性が高いんです。
品質が均一なので、きしみ音も発生しにくいと言われています。
耐荷重が高いベッドの多くは、このLVLすのこを採用していますね。
あえてデメリットを挙げるとすれば、天然の木材に比べると、湿気を吸ったり吐いたりする「調湿性能」は少し劣る点でしょうか。
調湿性に優れた「無垢材のすのこ」
もう一方が、昔ながらの「無垢材のすのこ」です。
これは、天然の木をそのまま切り出して加工したもので、桐(きり)や檜(ひのき)、パイン材などがよく使われます。
メリットは、木材そのものが呼吸するように湿気を調整してくれる「調湿性」の高さです。
特に日本のジメジメした気候には嬉しい特徴ですよね。
ヒノキならリラックスできる香りも楽しめます。
ただ、天然の素材なので、一枚一枚の品質に少しばらつきがあったり、乾燥によって反りや割れが起きることがあります。
それが、きしみ音の原因になってしまうことも。
LVLに比べると、少しデリケートな素材かもしれません。
見た目と機能性を左右する「フレームの素材」
すのこの板だけでなく、ベッドフレーム本体の素材にも注目すると、より満足度の高い選択ができます。
素材は、お部屋の雰囲気や使い勝手に大きく影響しますからね。
例えば、温かみのあるナチュラルな雰囲気が好きなら「パイン材」などの天然木。
高級感とリラックス効果を求めるなら「ヒノキ」や「ウォールナット」。
モダンでスタイリッシュな部屋にしたいなら「スチール」といった選択肢があります。
寝室のインテリアにこだわりたい方は、ぜひフレームの素材にも注目してみてください。
部屋の広さや使い方に合わせた「機能性」で選ぶ
最後に考えたいのが、自分のライフスタイルに合った「機能性」です。
ベッドはただ寝るだけの場所ではなく、部屋のスペースを大きく占める家具でもありますからね。
どんな機能があると自分の生活が便利になるか、想像しながら選んでみましょう。
ここでは代表的な3つのタイプを挙げて、どんな人におすすめかを紹介します。
省スペースに有効な「収納付きタイプ」
ワンルームにお住まいの方や、寝室にあまり収納がない、という方に人気なのがこのタイプです。
ベッドの下が引き出し収納になっていたり、大きなものをしまえるスペースになっています。
季節ものの衣類や来客用の布団などをしまっておけるので、収納家具を別に買う必要がなく、お部屋をすっきり見せることができます。
ただ、ベッド下に物をぎっしり詰め込むと、すのこベッドの強みである通気性が少し損なわれてしまうことも。
除湿剤を一緒に置くなどの一工夫をすると、より安心ですね。
開放感のある「ロータイプ・脚付きタイプ」
お部屋を少しでも広く見せたい、という方にはこのタイプがおすすめです。
ベッド全体の高さが低いロータイプや、シンプルな脚が付いているだけの脚付きタイプですね。
天井までの空間が広くなるので、視覚的な圧迫感がなく、お部屋に開放感が生まれます。
ベッド下の掃除がしやすいのも、個人的には嬉しいポイントです。
デメリットとしては、ベッド下のスペースを収納として活用することは難しい点ですね。
床に直接置ける「すのこマットタイプ」
「ベッドフレームは置きたくないけど、床に直置きはカビが心配…」という悩みを解決してくれるのが、このタイプです。
フレームがなく、すのこ状のマットを床に直接敷いて、その上にマットレスを置きます。
使わないときは折り畳んだり、くるっと丸めて収納できるので、お部屋を最大限に広く使えます。
引っ越しが多い方や、コストを抑えたい方にもぴったりです。
床との距離が近いので、冬場は床からの冷気を感じやすかったり、ハウスダストが気になる方もいるかもしれません。
【タイプ別】ネルマットレスにおすすめの「すのこ」を紹介
「すのこが合う理由も、選び方のポイントも分かった。じゃあ、具体的にどの商品が良いの?」となりますよね。
ここからは、これまで解説してきた選び方のポイントを踏まえて、「ネルマットレスとの相性」を第一に考えたおすすめの商品をタイプ別にご紹介します。
寝心地やインテリア性を重視したい「ベッドフレーム派」の方と、手軽さや省スペース性を重視したい「すのこマット派」の方、それぞれにぴったりのものを厳選しました。
きっと、あなたの理想の寝室に合う一台が見つかるはずです。
しっかり身体を支える【すのこベッドフレーム】おすすめ3選
まずは、寝心地の安定感や、お部屋の主役としてのデザイン性を重視する方におすすめの「すのこベッドフレーム」です。
ここでは、それぞれに違った強みを持つ3つのタイプをピックアップしました。
(ここに、高耐久&コスパタイプ、天然木(無垢材)タイプ、収納付き多機能タイプの具体的な商品紹介が入ります。アフィリエイトリンクを設置する想定です。)
例えば、とにかく頑丈で長く使えるものが良いなら耐荷重の高いLVLすのこのフレーム、木の香りや調湿性を楽しみたいなら無垢材のフレーム、といった形でお好みに合わせて選んでみてください。
ネルマットレスの性能をしっかりと引き出してくれる、安定感のあるモデルが揃っています。
手軽で省スペース【すのこマット】おすすめ2選
次に、お部屋を広く使いたい方や、コストを抑えたい方、将来的に引っ越しの可能性がある方におすすめなのが「すのこマット」です。
フレームがないだけで、こんなに手軽になるのかと驚くかもしれません。
(ここに、四つ折りタイプ、ロールタイプの具体的な商品紹介が入ります。アフィリエイトリンクを設置する想定です。)
使わないときはコンパクトに収納できるので、お部屋の使い方の自由度がぐっと上がります。
来客用として備えておく、という使い方もありですね。
ネルマットレスの寝心地はそのままに、よりミニマルな暮らしを実現したい方にぴったりの選択肢です。
選び方のポイントおさらい:あなたに合うのはどっち?
ここまで「ベッドフレーム」と「すのこマット」、2つのタイプをご紹介してきました。
最後に、どちらが自分に合っているか、改めてメリット・デメリットを整理してみましょう。
【すのこベッドフレーム】
◎メリット:寝心地が安定する、デザイン性が高い、収納付きなど機能が豊富
△デメリット:価格が高い、スペースが必要、組み立てや移動が大変
【すのこマット】
◎メリット:価格が安い、省スペース、軽くて扱いやすい
△デメリット:床からの冷気やホコリが気になる場合がある、収納機能はない
寝心地や寝室のインテリアとしての存在感を最優先するなら「ベッドフレーム」。
とにかく手軽さ、そしてお部屋を広く使いたいなら「すのこマット」、という視点で選ぶと、きっと満足のいく選択ができると思います。
【徹底比較】ネルマットレスと人気マットレス4選|「すのこ」との相性で選ぶならどれ?
ネルマットレスの購入を検討しているけれど、「他の人気マットレスも気になる…」というのは、当然の気持ちだと思います。
特に、この記事のテーマである「すのことの相性」という視点で見たときに、どれが自分の環境に一番合っているのかは、非常に気になるところですよね。
ここでは、代表的な人気マットレスである「エマスリープ」「コアラマットレス」「雲のやすらぎプレミアム」「モットン」の4つを取り上げ、ネルマットレスと比較しながら、それぞれの特徴と「すのことの相性」を中立的な立場で掘り下げていきます。
商品名 | 特徴 | 構造 | 素材 | 価格帯 | 通気性・防臭抗菌性能 | 硬さ | 返品・交換・トライアル |
---|---|---|---|---|---|---|---|
【NELL マットレス】![]() |
高密度ポケットコイルで体圧分散に優れ、寝返りしやすい設計 | ポケットコイル+ウレタンフォーム | 高密度ポケットコイル、ウレタンフォーム | 約75,000円~ | 通気性良好、防カビ・抗菌加工あり | 中程度 | 120日間トライアル、10年保証 |
エマスリープ | 3層構造で体圧分散と通気性を両立 | 3層ウレタンフォーム | エアグリッド、HRXフォームなど | 約98,000円~ | 通気性高く、抗菌カバー使用 | 中程度 | 100日間トライアル、10年保証 |
コアラマットレス | 振動吸収性に優れ、パートナーの動きを感じにくい | 3層ウレタンフォーム | クラウドセル、テンセルリヨセル繊維 | 約82,000円~ | 通気性良好、抗菌カバー使用 | 表裏で硬さ調整可能 | 120日間トライアル、10年保証 |
雲のやすらぎプレミアム
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5層構造で体圧分散性と保温性を両立 | 5層ウレタンフォーム | 高反発ウレタン、羊毛など | 約39,800円~ | リバーシブル設計で通気性と保温性を調整、防ダニ・抗菌加工あり | やや柔らかめ | 100日間返金保証 |
腰痛対策マットレス【モットン】
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高反発ウレタンで腰痛対策に特化 | 単層ウレタンフォーム | ナノスリー高反発ウレタン | 約39,800円~ | 通気性高く、防ダニ・抗菌加工あり | 硬さ3種類から選択可能 | 90日間トライアル、14日以内返品可 |
眠りの世界に品質を【エアウィーヴ公式オンラインストア】
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エアファイバー素材で高い通気性と体圧分散性 | エアファイバー | ポリエチレン樹脂 | 約66,000円~ | 通気性抜群、カバーと中材洗濯可能 | やや硬め | 30日間返品保証 |
「睡眠の質を整える」快眠マットレス!昭和西川のムアツ
![]() |
凹凸構造で体圧を点で支える | 2層ウレタンフォーム | ウレタンフォーム(抗菌加工) | 約49,500円~ | 通気性良好、抗菌・防臭加工あり | やや硬め | 返品保証なし |
比較の前に:コイル系とウレタン系、素材で見る「すのことの相性」の基本
個別の商品を比較する前に、一つだけ知っておいてほしい基本があります。
それは、マットレスの主な素材である「コイル(スプリング)」と「ウレタンフォーム」の構造的な違いです。
ネルマットレスは、内部にたくさんのコイルが入っている「コイル系」です。
コイルの周りには空間が多いため、構造的に空気の通り道が確保されており、通気性が高いのが特徴です。
一方、今回比較する4つのマットレスは、すべて「ウレタンフォーム」という素材が主体です。
ウレタンは体にフィットしやすい反面、素材が詰まっているため、コイルに比べると湿気がこもりやすい傾向があります。
だからこそ、ウレタン系のマットレスを選ぶ場合は、通気性を確保してくれる「すのこ」との組み合わせが、ほぼ必須と言えるくらい重要になってくる、という点をまず覚えておいてください。
「エマスリープ」とネルマットレスの比較|すのことの相性は?
エマスリープは、ドイツで開発されたウレタンフォームマットレスです。
複数の層からなるウレタンが体をしっかり支え、体圧分散性に優れているのが特徴ですね。
ウレタンフォームの通気性を高めるため、内部の構造を工夫(オープンセル構造など)して湿気がこもりにくいよう設計されています。
とはいえ、やはり基本はウレタンなので、通気性の高いネルマットレスと比べると湿気はこもりやすいです。
そのため、すのこベッドとの組み合わせは非常に相性が良いと言えます。
すのこがマットレスの底面の通気性を確保し、エマスリープが持つ本来の快適な寝心地を長く保つのを助けてくれます。
「コアラマットレス」とネルマットレスの比較|すのことの相性は?
コアラマットレスは、”振動吸収性”の高さで有名なオーストラリア発のウレタンマットレスです。
二人で寝ていても隣の人の寝返りが気にならない、という点で人気がありますね。
こちらも素材はウレタンフォームが中心のため、マットレス自体に高い通気性があるわけではありません。
公式サイトでも、通気性の良いすのこベッドフレームの使用を推奨しています。
コアラマットレスのフィット感と、すのこベッドの通気性を組み合わせることは、快適な睡眠環境を作る上で理想的な選択です。
湿気をしっかりと逃がすことで、マットレスの耐久性を高めることにもつながります。
「雲のやすらぎプレミアム」とネルマットレスの比較|すのことの相性は?
「雲のやすらぎプレミアム」は、厚さ17cmというボリュームが特徴のマットレスです。
高反発ウレタンを凸凹に加工するなど、複数の素材を組み合わせた多層構造になっています。
この厚みと構造から、通気性には配慮されていますが、やはり素材の大部分はウレタンです。
特に厚みがある分、一度内部に湿気がこもると抜けにくい可能性も考えられます。
そのため、すのこベッドは必須のパートナーと言えるでしょう。
定期的にマットレスを立てかけて風を通すなどのお手入れと、すのこベッドを組み合わせることで、カビのリスクを大幅に減らすことができます。
「モットン」とネルマットレスの比較|すのことの相性は?
モットンは、特に腰への負担軽減を考えて作られた高反発ウレタンマットレスです。
寝返りのしやすさに定評がありますね。
モットンも、ウレタンの通気性を良くするために泡の大きさを調整するなどの工夫がされています。
しかし、やはりウレタンである以上、湿気対策は重要です。
長く快適に使い続けるためには、すのこベッドやすのこマットと組み合わせて、マットレスの底面に空気の通り道を作ってあげることが推奨されます。
特に湿気が気になる場合は、除湿シートを併用するとさらに安心です。
【比較一覧表】結局どれがおすすめ?5つのマットレスから選ぶポイント
これまでの比較を一覧表にまとめてみました。
マットレス名 | 主な素材 | 通気性(単体) | すのことの相性 | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|---|
ネルマットレス | ポケットコイル | ◎ 高い | ◎ 抜群 | 通気性を最重視する人、寝返りのしやすさを求める人 |
エマスリープ | ウレタンフォーム | ◯(工夫あり) | ◎ 良い(推奨) | フィット感と体圧分散性を重視する人 |
コアラマットレス | ウレタンフォーム | ◯(工夫あり) | ◎ 良い(推奨) | 振動の伝わりにくさを重視する二人寝の人 |
雲のやすらぎ | ウレタンフォーム | △ | ◎ 良い(必須) | 敷布団のようなボリューム感と厚みを求める人 |
モットン | ウレタンフォーム | ◯(工夫あり) | ◎ 良い(推奨) | 腰への負担軽減と寝返りのしやすさを求める人 |
結論として、「すのことの相性」という観点だけで見れば、構造的に最も通気性が高いネルマットレスが一番優れていると言えるでしょう。
ただし、他のウレタンマットレスも、すのこと組み合わせることを前提にすれば、湿気対策は十分に可能です。
最終的には、通気性以外の「寝心地の好み」や「重視する機能」を天秤にかけ、ご自身にとって最適な一枚を選んでいただくのが一番だと思います。
ネルマットレスで「すのこ」を使う際のよくある質問(Q&A)
ここからは、ネルマットレスとすのこを実際に使い始める前に、多くの方が抱くであろう細かい疑問や不安について、Q&A形式でお答えしていきます。
購入してから「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないためにも、ぜひ一度目を通してみてください。
皆さんの不安が少しでも解消できれば嬉しいです。
Q. ネルマットレスは畳やフローリングに直置きしても良いですか?
直置きすること自体は可能ですが、正直なところ、あまりおすすめはできません。
ネルマットレスは通気性が高いとはいえ、床との間に空気の通り道がないと、どうしても湿気が溜まりやすくなります。
特にフローリングや畳の上に直接敷くと、マットレスの底面と床の両方にカビが発生してしまう原因になるんです。
もし直置きで使いたい場合は、マットレスの下に「すのこマット」や「除湿シート」を必ず敷くようにしてください。
そして、できれば毎日、少なくとも週に2〜3回はマットレスを壁に立てかけるなどして、湿気を逃がしてあげる習慣をつけることを強くおすすめします。
Q. 無印良品などの手持ちのベッドフレームは使えますか?
はい、すでにお持ちのベッドフレームも、いくつかの条件をクリアすれば使うことができます。
チェックしてほしいポイントは「耐荷重」と「床板の形状」の2つです。
まず、フレームの耐荷重が「ネルマットレスの重さ+ご自身の体重」を上回っているかを確認してください。
次に、床板の形状です。
理想は、これまでお話ししてきたように「すのこ」タイプですね。
もしお持ちのフレームが、通気性のない一枚板のタイプだと、カビのリスクが高まってしまうので、個人的にはあまり推奨できません。
Q. 表裏や上下に違いはありますか?
これ、すごく良い質問だと思います。
ネルマットレスは、実は表裏や上下による寝心地の違いがない「両面仕様」なんです。
なので、どちらの面を上にしても、どの向きにしても、全く同じ寝心地で使えます。
むしろ、3ヶ月に一度くらいを目安に、マットレスを裏返したり、頭側と足側を入れ替えたりする「ローテーション」をすることが推奨されています。
こうすることで、いつも同じ場所にばかり負荷がかかるのを防いで、マットレスのへたりを軽減し、より長く快適な状態を保つことができるんですよ。
Q. 2段ベッドの上で使えますか?
2段ベッドでの使用は、「安全柵の高さ」と「耐荷重」の2点を確認する必要があります。
ネルマットレスは厚さが21cmと、結構ボリュームがあります。
マットレスを置いた時に、転落防止用の安全柵がしっかりと機能する高さが残っているか、必ず確認してください。
また、ネルマットレスはコイルが多い分、一般的なマットレスより少し重めです。
2段ベッドの上段の耐荷重が、マットレスと寝る人の合計体重をクリアしているかもしっかりチェックしましょう。
Q. 子供や赤ちゃんも使えますか?
まず、成長期のお子さんには、とても良い選択肢だと思います。
適度な反発力がスムーズな寝返りを助けてくれますし、身体をしっかりと支えてくれるので、健やかな成長をサポートしてくれます。
一方で、赤ちゃんへの使用は推奨されていません。
これは、うつ伏せになった際に顔が沈み込んで窒息してしまうリスク(乳幼児突然死症候群)を避けるため、赤ちゃんには専用の硬いベビーマットレスを使うことが一般的に推奨されているからです。
安全性のためにも、赤ちゃんにはベビー布団やベビーマットレスを用意してあげてくださいね。
Q. 4人家族でどのように使えばいいですか?
ご家族で一緒に寝る時間は、とても素敵ですよね。
ネルマットレスなら、2つの使い方があります。
一つは、広々とした「キングサイズ」を1台置く方法。
これならマットレスの境目がないので、家族みんなで川の字になってゆったりと眠れます。
もう一つは、「シングルサイズを2台並べる」方法です。
ネルマットレスは、ベッドの端の部分のコイルが少し硬めに作られているので、2台をぴったりくっつけても、真ん中が沈み込んで気になる、ということが少ないんです。
将来、お子さんが自分の部屋で寝るようになったら、1台をそのまま子供部屋に持っていけるので、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できますよ。
Q. 電気毛布や布団乾燥機は使えますか?
はい、どちらも問題なく使えます。
冬場の寒い時期には、電気毛布は欠かせないという方も多いですよね。
ただし、どちらも高温設定での長時間の使用は避けてください。
あまりに高温だと、マットレス内部のウレタンなどを傷めてしまう可能性があります。
布団乾燥機は、カビ対策としてもとても有効なので、定期的に使ってあげると、より清潔な状態を保てますよ。
Q. 10年耐久保証で「へたり」は対象になりますか?
ネルマットレスには心強い10年保証がついていますが、この保証の対象となるのは「適切に使っている状況で、3cm以上の明らかなへたり(凹み)ができてしまった場合」です。
普通に使っていて体に馴染んでできる、3cm未満の自然な凹みは対象外となります。
また、先ほどお話ししたような、通気性のない一枚板のベッドフレームの上で使っていてカビてしまった、というような不適切な使い方による劣化も対象外なので注意が必要ですね。
詳しくは公式サイトの保証規定に書いてあるので、一度目を通しておくと安心だと思います。
Q. すのこの「きしみ音」が心配です。対策はありますか?
ベッドのきしみ音、気になりだすと眠れなくなりますよね。
主な原因は、木材の乾燥による摩擦や、組み立てたネジの緩みなどです。
まず予防策としては、この記事でも紹介した、品質が安定している「LVLすのこ」の製品を選ぶのがおすすめです。
そして、組み立てる時にはネジをしっかりと締めること。
もし使い始めてから音が鳴るようになってしまったら、一度ネジを締め直してみたり、ベッドの脚と床の間にフェルトなどを一枚挟んであげると、音が軽減されることがありますよ。
まとめ|ネルマットレスにすのこは合う?【結論】相性抜群のおすすめベッドフレーム・すのこマットを紹介
ここまで、ネルマットレスとすのこベッドの相性から、具体的な選び方、そしてよくある疑問まで、詳しく見てきました。
結論として、高い通気性を持つネルマットレスと、その通気性をさらに高めてくれるすのこベッドは、湿気の多い日本の気候を考えると、まさに最高のパートナーと言える組み合わせです。
すのこベッドを選ぶ際は、まず最も重要な「耐荷重」を必ず確認してください。
その上で、「すのこの種類」や「機能性」を、ご自身のライフスタイルに合わせて選んでいくのが、後悔しないためのポイントです。
最高の寝心地を実現するネルマットレス、ぜひ公式サイトもチェックしてみてくださいね。

今回、ネルマットレスとすのこベッドの相性について深掘りしてみて、改めて「寝具はチームプレーだな」と感じました。
主役であるマットレスの性能を最大限に引き出すも、逆に殺してしまうも、名脇役であるベッドフレーム次第。どんなに良いマットレスを選んでも、土台が合っていなければ意味がないんですね。