
「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」、寝心地が良さそうで、すごく気になりますが、ふと気になることが一つ…。それは、「マットレスの重さ」。
「え、重すぎない…?」「これ、女性一人でお手入れ(立てかけ)とかできるの?」
「ベッドフレームが重さに耐えられるか心配…」
そう感じて、購入をためらってしまう気持ち、すごく分かります。
でも、その「重さ」、本当にデメリットなだけでしょうか?
雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡのサイズ別「重さ」一覧
マットレスを選ぶとき、寝心地やサイズ、価格はもちろん大切ですよね。
でも、意外と見落としがちなのが「重さ」です。
マットレスが重いと、お部屋への搬入や、日々のお手入れ(立てかけたりする)が大変なんじゃないか、と心配になる方もいると思います。
特に「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」のような、しっかりしたマットレスならなおさらです。
ここでは、まず「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」の具体的な重さについて、サイズ別に詳しく見ていきましょう。
最初に重さを知っておくと、お手入れのイメージが湧いたり、ベッドフレーム選びの参考になったりもしますからね。
まずは結論!サイズごとの具体的な重さをチェック
さっそく、「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」のサイズごとの重さを見てみましょう。
仕様は以下のようになっています。
| サイズ | 寸法 (幅 × 長さ × 厚さ) | 重量 |
|---|---|---|
| シングル | 97cm × 195cm × 18cm | 約13.0kg |
| セミダブル | 120cm × 195cm × 18cm | 約16.0kg |
| ダブル | 140cm × 195cm × 18cm | 約18.8kg |
このように、シングルサイズで約13.0kg、セミダブルで約16.0kg、ダブルになると約18.8kgとなっています。
ちなみに、厚さはどのサイズも共通で約18cmです。
この数字だけ見ると、「やっぱり重いかな?」と感じるかもしれませんね。
シングルでも13.0kgというと、だいたい10kgのお米の袋に、2リットルのペットボトルを1本半足したくらいの重さです。
ダブルの約18.8kgとなると、20kg近くありますから、かなりの重量感がありそうです。
女性が一人で持ち上げたり、頻繁に移動させたりするのは、確かに少し骨が折れるかもしれません。
ただ、この「重さ」は、実は快適な寝心地と密接に関係しているんです。
単なるデメリットとして切り捨てるのではなく、なぜこの重さになっているのか、そしてこの重さがどんなメリットをもたらしてくれるのかを、これからじっくりと見ていくことにしましょう。
まずは、この重さが他の一般的なマットレスと比べてどうなのか、気になりますよね。
一般的なマットレスの重さと「雲のやすらぎプレミアム」を比較
「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」の重さが約13.0kg〜18.8kgと分かりましたが、これは一般的なマットレスと比べて重いのでしょうか、それとも軽いのでしょうか。
マットレスの重さと一口に言っても、使われている素材によってピンキリなんです。
例えば、昔ながらの綿(わた)布団に近いような軽量なウレタンマットレスだと、シングルサイズで5kg前後、というものも珍しくありません。
これなら持ち運びも楽々ですよね。
一方で、ベッドでよく使われる「ポケットコイル」や「ボンネルコイル」といった金属製のスプリング(バネ)が入ったマットレスは、かなり重くなります。
(実際、同シリーズのコイルマットレス「極マットレス」は、シングルでも約39.0kgあります。)
しっかりした構造のものだと、シングルサイズでも20kgを超え、ダブルサイズになれば30kgや40kgに達するものも普通にあります。
そうなると、もう一人での移動はほぼ不可能に近いですよね。
では、「雲のやすらぎプレミアム」のようなウレタン素材だけで作られた「ノンコイルマットレス」の場合はどうでしょう。
同じノンコイルでも、密度が低い(スカスカな)ウレタンを使っている安価なものは軽くなりますが、その分へたりやすい傾向があります。
逆に、「雲のやすらぎプレミアム」のように、中身がぎっしり詰まった「高密度」や「高反発」のウレタンを何層も重ねているタイプは、その品質に比例して重くなるんです。
そう考えると、「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」の重さ(シングルで約13.0kg)は、「コイルマットレスよりは明らかに軽い」けれど、「安価な軽量ウレタンマットレスよりは重い」という位置付けになります。
これは、高品質なウレタン系マットレスとしては、むしろ「標準的」あるいは「しっかりした重さ」と言えるかもしれませんね。
なぜこの「重さ」になる?高密度ウレタン5層構造の秘密
では、なぜ「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」は、コイル(バネ)が入っていないのに、13.0kgから18.8kgというしっかりした重さになるのでしょうか。
その最大の理由は、中身の構造にあります。
このマットレスは、なんと5層もの異なるウレタン素材を重ねて作られているんです。
ペラペラのウレタン1枚とかではなく、特性の違う素材を5枚も重ねているんですね。
具体的には、上層には身体に程よくフィットする「低反発ウレタン層」(メルティクラウド層)が導入されています。
そして、特に負担がかかりやすい腰回りには、「3Dカットされた2種類の高反発ウレタン」と「高弾性ウレタン」をかけ合わせて(アドバンスドディストリ構造)、腰回りを徹底的にサポートする設計になっています。
さらに、この5層構造は、上層にいくほど柔らかく、最下層を最も硬くするという設計(グラデーションサポートシステム)になっています。
この設計のおかげで、どんな体格の人でも最適なポイントで体をしっかり支えることができる、というわけです。
つまり、この「重さ」は、スカスカのウレタンではなく、密度の高い高品質なウレタンを、しかも5層にもわたって贅沢に使っている証拠と言えるんです。
快適な寝心地や体を支えるサポート力、そして耐久性を追求した結果、この「重さ」になっているんですね。
重さと厚み(18cm)の関係性
「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」の重さを考える上で、もう一つ忘れてはいけないのが、その「厚み」です。
先ほどの仕様表にもありましたが、このマットレス、厚さがなんと約18cmもあります。
18cmというと、一般的な敷布団(だいたい10cm前後)と比べるとかなりのボリュームですよね。
(ちなみに専門家も、腰に優しい寝具には約13cm以上の厚みが理想的、と見解を示しているようです。)
これだけの厚みがあれば、ベッドフレームの上はもちろん、床に直接置いて使っても、底付き感(床の硬さを感じること)はまずないだろうな、という安心感があります。
そして、この18cmという「体積(ボリューム)」が、そのまま「重さ」につながっています。
当然ですが、厚みが増えれば、使われるウレタンの量も多くなりますよね。
もし仮に、同じ5層構造のまま厚さを半分(約9cm)にしたら、重さもおそらく半分近くになるでしょう。
でも、それではあの「雲の上」と表現されるような、ふんわりと包み込みながらもしっかり支える寝心地は実現できないはずです。
前述の通り、このマットレスは5層もの高品質なウレタンで構成されています。
その一つ一つの層が、体圧分散や寝返りサポート、耐久性といった役割をしっかり果たすためには、それぞれに一定の厚みが必要不可欠です。
その結果として、合計の厚みが18cmになり、それに伴ってシングルでも約13.0kgというしっかりした重さが生まれている、というわけですね。
この厚みと重さこそが、寝心地の良さを支える土台になっていると感じます。
実際に持ってみた感覚は?
ここまで、数値や構造について見てきましたが、結局のところ「実際に持ったらどんな感じなの?」というのが一番気になるところだと思います。
ここでは、シングルサイズ(約13.0kg)とダブルサイズ(約18.8kg)を、実際に持ってみた感覚として(あくまで想定ですが)レビューしてみたいと思います。
まず、シングルサイズ(約13.0kg)。
13.0kgというと、10kgのお米の袋より少し重いくらいです。
このマットレスは三つ折りタイプではないため 、広げた状態(幅97cm × 長さ195cm)のまま扱うことになります。
これを「持ち上げて運ぶ」のは、女性一人だと「よっこいしょ!」と気合がいる重さだと思います。持てない重さではありませんが、大きいので少し大変ですね。
ただ、日々のお手入れで、壁に立てかけて風を通したい、という場合ならどうでしょう。
持ち上げるというより、片側を引きずりながら「立てかける」作業になると思います。
それなら、女性一人でも十分可能だと感じますね。
次に、ダブルサイズ(約18.8kg)。
これは、さすがに重いです。
約19kg近くあり、しかも幅が140cmもあります。
成人男性でも、一人で持ち上げて運ぶのはかなり大変です。
これを一人で立てかけたり、ましてや部屋から部屋へ移動させたりするのは、かなり難しいと思った方がよさそうです。
お手入れやシーツ交換は、ご家族やパートナーと二人で行うのが現実的かもしれません。
ただ、配送時は「圧縮梱包」でコンパクトな状態で届くので、玄関から寝室までは(重いですが)運ぶことはできるはずです。
開封して復元してからの移動が大変、ということですね。
この重さをどう捉えるかですが、次の章では、この重さがもたらすメリットについて見ていきましょう。
「重さ」はデメリットじゃない?雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡの3つのメリット

前の章で、「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」はシングルでも約13.0kg、ダブルだと約18.8kgと、しっかりした重さがあることが分かりました。
「うーん、やっぱり重いのはちょっとなぁ」と、お手入れや移動のことを考えて、ためらってしまうかもしれません。
でも、ちょっと待ってください。
実はこの「重さ」、デメリットばかりではないんです。
むしろ、快適な睡眠を追求した結果として生まれた「メリット」の裏返しとも言えるんですよ。
ここでは、なぜこの重さが必要なのか、その「重さ」がもたらしてくれる3つの大きなメリットについて、じっくりと解説していきます。
この理由を知ると、「なるほど、だからこの重さなんだ」と納得できるかもしれません。
メリット1:重さ=安定感。寝返りをサポートする抜群の寝心地
まず一つ目のメリットは、その「安定感」です。
マットレスが軽いと、どうなるでしょう。
例えば、寝返りを打った時や、ベッドの端に少し体重をかけた時に、マットレス自体がズレたり、ぐらついたりしやすくなります。
これって、地味にストレスですし、無意識のうちに睡眠の質を下げてしまう原因にもなりかねません。
その点、「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」は、シングルでも約13.0kgというしっかりとした重量があります。
この重さが「重し」の役割を果たして、ベッドフレームの上でどっしりと安定するんです。
だから、寝返りを打ってもマットレスが揺れにくく、身体の動きをしっかりと受け止めてくれます。
また、このマットレスは5層ものウレタン構造になっています。
特に上層には、身体に程よくフィットする「低反発ウレタン層」(メルティクラウド層)が使われています。
このフィット感と、マットレス自体の「重さ」による安定感が組み合わさることで、まるで包み込まれるような、それでいてグラつかない、安心感のある寝心地を生み出しているんですね。
このどっしりとした安定感は、軽いマットレスではなかなか得られない、大きなメリットだと思います。
メリット2:高密度ならではの耐久性!へたりにくさの理由
二つ目のメリットは、なんといっても「耐久性」です。
マットレスの重さは、使われているウレタンの「密度」と深く関係しています。
すごく簡単に言うと、中身がスカスカのウレタンを使えばマットレスは軽くなりますが、その分、体重を支えきれずにすぐに「へたって」しまいます。
「へたり」とは、よく腰やお尻が当たる部分が凹んだまま戻らなくなることですね。
マットレスの一番の買い替え理由が、この「へたり」だと言われています。
「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」がなぜ重いのかというと、それは中身に密度の高い、高品質なウレタンを5層にもわたって贅沢に使っているからです。
この高密度なウレタンは、復元力(元に戻ろうとする力)が強いため、長期間にわたって体重を支え続けても、へたりにくいという大きな特徴があります。
すぐにへたってしまうマットレスを何度も買い替えるより、多少重くても、しっかりとした高密度のマットレスを長く使い続ける方が、結果的には経済的とも言えますよね。
初期のお手入れ(立てかけなど)は少し重くて大変かもしれませんが、この「重さ」は、マットレスが「長く使える良いものである証拠」でもあるんです。
安価な軽量マットレスと迷った時は、この「耐久性=重さ」という視点も、ぜひ判断材料に加えてみてください。
メリット3:ベッドフレームを選ばない(すのこでもOKな理由)
三つ目のメリットは、ベッドフレームの選択肢が広がること、特に「すのこベッド」や「床直置き」でも使いやすいという点です。
これは「重さ」というより、その結果としての「約18cm」という「厚み」がもたらすメリットですね。
例えば、薄くて軽いマットレスを「すのこベッド」で使うとどうなるでしょう。
寝ているうちに、背中やすのこ板の隙間を感じてしまったり(これを「底付き感」と言います)、マットレスがすのこの形状に合わせて歪んでしまったりすることがあります。
これでは、せっかくの寝心地も台無しです。
しかし、「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」には約18cmものしっかりとした厚みがあります。
(専門家も、腰のためには約13cm以上の厚みが理想的、と見解を示しているようです。)
これだけの厚みと、中身の詰まった5層構造(=重さ)があれば、すのこベッドの隙間の影響を全く受けません。
もちろん、ベッドフレームだけでなく、畳やフローリングの床に直接置いて使うことも可能です。
18cmの厚みが、床の硬さや冷たさを完全にシャットアウトしてくれます。
「重さ」と「厚み」があるおかげで、使う場所やベッドフレームの種類を選ばない。
これも、見逃せない大きなメリットと言えるでしょう。
(ただし、床に直置きする場合は、湿気対策のために定期的に立てかけるお手入れは必要ですよ。)
重いマットレスが「腰楽」をサポートする仕組みとは
「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」は、特に「腰痛で悩んでいる人」をターゲットの一つにしています。
そして、その「腰楽」サポートと「重さ」は、切っても切れない関係にあるんです。
なぜなら、腰をしっかり支えるためには、それ相応の「高密度・高反発」な素材が必要だからです。
このマットレスが重いのには、理由があります。
それは、特に負担がかかる「腰回り」に対して、特別な構造(アドバンスドディストリ構造)を採用しているからです。
具体的には、「3Dカットされた2種類の高反発ウレタン」と「高弾性ウレタン」を組み合わせています。
柔らかいだけのマットレスだと、一番重い腰(お尻)の部分が沈み込みすぎてしまい、「くの字」の不自然な寝姿勢になって、逆に腰を痛めてしまうことがあります。
そうならないために、このマットレスは、沈み込みやすい腰回りを、高反発・高弾性のしっかりした素材(=重い素材)で強力に支える設計になっているんです。
さらに、5層構造全体でも、最下層を最も硬くし、上層にいくほど柔らかくする「グラデーションサポートシステム」を採用しています。
このしっかりした土台があるからこそ、腰が必要以上に沈み込まないんですね。
つまり、この「重さ」は、腰を徹底的にサポートするために高品質な素材を惜しみなく使った結果、とも言えるわけです。
体圧分散性と重さの意外な関係
快適な寝心地のキーワードとして、「体圧分散」という言葉をよく聞きますよね。
これは、寝ている時に体の一箇所(特に腰やお尻、肩など)に圧力が集中するのを防ぎ、体全体に圧力を分散させる性能のことです。
この体圧分散性が低いと、血流が悪くなったり、寝返りが増えすぎたりして、熟睡できなくなってしまいます。
そして、この「体圧分散性」を高めるためにも、実はマットレスの「重さ(=密度)」が非常に重要なんです。
「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」は、体圧分散性を高めるために、表面の縫い目の幅を、頭・腰・脚の部分で変えています。
腰部分は縫い目幅を細かくして「しっかり」支え、頭・脚部分は縫い目幅を広くして「優しく」支える設計です。
さらに、上層にはフィット感の高い「低反発ウレタン層」があります。
もし、マットレスが軽くて低密度(スカスカ)だったら、どうなるでしょう。
体の重い部分を支えきれず、ただ沈むだけで、圧力を分散させることができません。
このマットレスが、表面の繊細なフィット感(低反発)と、奥深くの強力なサポート力(高反発)を両立できているのは、中身が詰まった「高密度(=重い)」なウレタンを使っているからこそ。
この重さがあるからこそ、体の凸凹に合わせてフィットしつつ、沈み込みすぎるのを防ぎ、理想的な体圧分散が可能になる、というわけですね。
マットレスの「移動」は大変?重さに関するデメリットと対策

さて、前の章で「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」の重さは、寝心地や耐久性といったメリットの裏返しだ、というお話をしてきました。
とはいえ、やっぱり現実問題として「重い」ことには変わりありませんよね。
シングルサイズで約13.0kg 、ダブルサイズになると約18.8kg ですから。
購入してから「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないためにも、日頃のお手入れや「移動」に関するデメリットと、その対策について、ここではしっかり確認しておきましょう。
ここをクリアにしておけば、安心して選ぶことができると思います。
女性一人での「移動」は可能?リアルなところ
このマットレスを検討している女性にとって、一番の気がかりは「これ、一人で扱えるの?」という点だと思います。
まず、シングルサイズ(約13.0kg) について。
13.0kgというと、10kgのお米の袋を抱えつつ、さらに2リットルのペットボトルを1本半持っているようなイメージでしょうか。
しかも、このマットレスは三つ折りタイプではなく、厚さ18cm の大きな「板」状です。
これを持ち上げて、部屋から部屋へ「移動」させるのは、女性一人ではかなり大変、というのが正直なところだと思います。
ただ、日々のお手入れで「壁に立てかける」程度であれば、片側を持ち上げて引きずるようにすれば、一人でも十分可能だと感じます。
次に、セミダブル(約16.0kg) やダブル(約18.8kg) 。
こうなってくると、重さもさることながら「幅」が120cm~140cm と大きくなります。
立てかける作業も、一人ではかなり難しくなってくるかもしれません。
シーツの交換やお手入れは、ご家族やパートナーと二人で行うことを前提にしておいた方が、気持ちが楽だと思います。
重さがある分、安定感は抜群なのですが、お手入れには少し「よっこいしょ」という気合が必要になりそうですね。
日頃のお手入れ(立てかけ・陰干し)の方法
「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」を長く快適に使うためには、湿気対策がとても大切です。
人は寝ている間にコップ一杯分の汗をかく、とも言われていますから、マットレスが湿気を吸い込んでしまうのは避けられません。
公式にも、お手入れ方法として「風通しの良い場所で陰干しし、湿気を十分に逃がしてください」と推奨されています。
とはいえ、重さが13.0kg以上 あるものを、ベランダまで運んで干すのは現実的ではありませんよね。
そこでおすすめなのが、寝室の壁を使った「立てかけ(陰干し)」です。
マットレスをベッドフレームから降ろし(引きずりながらでOKです)、壁に立てかけるだけ。
この時、マットレスの裏面(床やベッドフレームに接していた面)が空気に触れるようにするのがポイントです。
さらにサーキュレーターや扇風機で風を送ってあげると、より効率的に湿気を逃がすことができます。
このマットレスは、通気孔(縦穴)や底面のスリット加工などで、湿気や熱を排出しやすい構造にはなっています が、お手入れをすることで、さらに長持ちさせることができますよ。
頻度は、週に1回、難しければ2週間に1回でも良いので、お部屋の換気と合わせて行うのが理想的ですね。
マットレスの「ローテーション(上下・裏表)」は必要?
マットレスを長持ちさせるコツとして、「ローテーション」があります。
これには「裏表をひっくり返す」ローテーションと、「頭側と脚側を入れ替える」ローテーションの2種類がありますが、「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」の場合は注意が必要です。
まず、このマットレスは「片面仕様」です。
低反発層(メルティクラウド層) や5層構造 が、寝心地を最大化するように片面に集中して設計されています。
そのため、季節に合わせて裏表を使い分けるリバーシブル仕様ではなく 、裏返して使うことはできません。
一方で、「頭側と脚側を入れ替える(上下のローテーション)」は、公式に推奨されています。
どうしても体重がかかる腰部分のへたりを防ぐため、2週間に1度程度、頭と足の上下を入れ替えることが推奨されているんです。
このマットレスは、腰部分を支えるゾーンを挟んで、頭側と脚側が同じ構造(A-B-Aの対称構造)になっているため、上下を入れ替えても寝心地が変わらないよう、ちゃんと設計されています。
重いので少し大変ですが、このお手入れが耐久性につながります。
配送時は「圧縮梱包」でコンパクトに届く
ここまで、重さのデメリットばかりに注目してきましたが、購入時(搬入時)には大きなメリットがあります。
それは、配送時に「圧縮梱包」で届くということです。
厚さ18cm もあるマットレスが、そのままのサイズで届いたら、玄関から寝室まで運ぶのはもちろん、アパートやマンションの廊下、階段、エレベーターを通すのも一苦労ですよね。
でも、安心してください。
このマットレスは、工場でぎゅーっと圧縮され、ロール状に丸められてコンパクトな荷姿で届きます。
配送は佐川急便などで行われるようです。
もちろん、シングルで13.0kg 、ダブルで18.8kg という「重さ」は変わらないので、運ぶのには力がいりますが、「サイズ」が小さいおかげで、寝室までの搬入経路の心配はほとんどいりません。
「重いけど、これなら寝室まで運べる!」というのは、大きな安心材料ですよね。
開封・設置する時の注意点とコツ
無事に寝室まで運んだら、いよいよ開封です。
圧縮梱包されたマットレスを開封する際には、いくつかコツと注意点があります。
まず一番大切なのは、「必ず、設置したい場所(ベッドフレームの上や床)で開封する」ことです。
玄関などで開封してしまうと、そこから13.0kg~18.8kg の巨大なマットレスを運ぶ羽目になり、本当に大変です。
次に、圧縮ビニールをカッターなどで切る際は、中のマットレス本体まで傷つけてしまわないよう、十分に注意してください。
ビニールに穴が開くと、「プシュー」という音とともに空気が入り込み、マットレスが一気に復元を始めます。
この復元ですが、気温が低い冬場などは、ウレタンフォームが硬化しているため、復元が遅くなることがあるようです。
開封してすぐに18cmの厚み に戻らなくても、慌てないでください。
暖かい部屋で数時間から、場合によっては1〜2日ほど置いておけば、本来の厚さにしっかり復元します。
開封直後はウレタン特有のニオイがすることもありますが、これも風通しを良くしておけば自然に消えていく場合がほとんどのようです。
「重さ」を考慮したベッドフレーム選びの重要ポイント

「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」の購入を決めたら、次に考えたいのがベッドフレームですよね。
「今使っているベッドフレームは、そのまま使えるかな?」
「新しく買うなら、どんなものが相性がいいんだろう?」
と悩む方もいると思います。
特に、このマットレスはシングルで約13.0kg、ダブルなら約18.8kg というしっかりした「重さ」があります。
さらに、長く使うためには「湿気対策(お手入れ)」も重要、というお話もしてきました。
ここでは、このマットレスの「重さ」と「お手入れ」の観点から、ベッドフレーム選びで失敗しないための重要なポイントを整理していきましょう。
必須チェック!ベッドフレームの「耐荷重」の目安
ベッドフレーム選びで、まず絶対に見落としてはいけないのが「耐荷重」です。
耐荷重とは、そのベッドフレームがどれくらいの重さまで支えられるか、という目安の数値です。
「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」本体の重さは、約13.0kg(シングル)から約18.8kg(ダブル)です。
当然ですが、ベッドフレームが支えなければならないのは、このマットレスの重さだけではありませんよね。
その上で寝る「人間(あなた自身やパートナー)」の体重が、丸ごとかかってきます。
例えば、ダブルサイズ(約18.8kg)で、大人二人が寝る場合を考えてみましょう。
マットレス(約19kg)+Aさん(60kg)+Bさん(70kg)= 合計 約149kg。
これに加えて、寝返りを打った時などには、瞬間的にもっと大きな負荷がかかります。
もし、ベッドフレームの耐荷重が100kgだったら…どうなるか想像できますよね。
ベッドがミシミシときしんだり、最悪の場合、壊れてしまう可能性もゼロではありません。
特に、安価なベッドフレームや、デザイン重視の華奢なフレームは、耐荷重が低めに設定されていることがあります。
「マットレスの重さ+利用する人の合計体重」に対して、十分すぎるほどの「余裕」を持った耐荷重のベッドフレームを選ぶこと。
これが、重さのあるマットレスを選ぶ上での、最低限かつ最重要のポイントです。
「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」と相性の良いベッドフレームとは
では、耐荷重以外に、どんなベッドフレームが「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」と相性が良いのでしょうか。
私は、ポイントは「通気性」と「高さ」だと思います。
まず「通気性」です。
前の章でも触れましたが、マットレスにとって湿気は大敵です。
このマットレスは、通気孔やスリット加工などで湿気を排出しやすい工夫 はされていますが、それでもベッドフレーム側が湿気を溜め込むような構造だと、カビの原因になりかねません。
理想的なのは、マットレスの底面(裏側)が空気に触れやすい「すのこ(スノコ)状」や「メッシュ状」になっているベッドフレームです。
板が敷き詰められた「ステージタイプ」や、引き出し付きの「チェストベッド」は、収納力は魅力的ですが、通気性の面では少し不利になる可能性があります。
次に「高さ」です。
このマットレスは、厚さが約18cm あります。
これにベッドフレームの高さを足したものが、実際にあなたが腰掛ける高さになります。
もし、床からの高さが40cmもあるベッドフレームを選んだら、「マットレスの厚み18cm + フレーム高40cm = 床から58cm」となり、かなり高めのベッドになってしまいます。
逆に、床すれすれの「フロアベッド」なら、18cmの厚みがあっても、圧迫感なくお部屋に置けますよね。
「通気性」を確保でき、「耐荷重」に余裕があり、設置した時の「高さ」が自分のライフスタイルに合っているか。
この3点をチェックするのがおすすめです。
すのこベッドフレームを使用する際の注意点
相性の良いベッドフレームとして「すのこベッド」を挙げましたが、すのこベッドなら何でも良い、というわけでもありません。
もちろん、最大のメリットは「通気性」です。
マットレスと床板の間に空気の通り道ができるので、湿気がこもりにくく、カビ対策としては非常に有効です。
「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」は厚さが約18cm もあるため、すのこの隙間で底付き感を感じるような心配もまずないでしょう。
ただし、注意点もあります。
それは、すのこ自体の「強度(耐荷重)」です。
ひとくちに「すのこ」と言っても、使われている木材の質や、すのこの板の厚み、板と板の間隔は様々です。
あまりに簡易的なすのこだと、マットレス(約13.0kg~18.8kg)+人間の体重を支えきれず、すのこが割れたり、きしみ音の原因になったりすることがあります。
特に、すのこ板が薄いものや、中央部分を支える「脚」が少ない構造のものは要注意です。
マットレス本体の重さもしっかりある、ということを念頭に置き、頑丈な作りのすのこベッドを選ぶようにしてくださいね。
床に直置きする場合のメリットとカビ対策
「ベッドフレームは買わずに、床に直接置いて使いたい」という方もいると思います。
「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」は、厚さが約18cm と十分すぎるほどのボリュームがあります。
(専門家も腰のためには約13cm以上の厚みが理想的、という見解を示しているようです。)
そのため、畳やフローリングの床に直接置いても、床の硬さを感じる「底付き感」は全く問題ないでしょう。
これが直置きの大きなメリットですね。
しかし、床に直置きする場合は、ベッドフレームを使う時以上に「湿気・カビ対策」に全力を注ぐ必要があります。
床とマットレスが密着していると、寝ている間の汗(湿気)の逃げ場が完全になくなってしまいます。
冬場は、床からの冷気と体温の差で「結露」が発生し、マットレスの裏側が濡れてしまうことも…。
その結果、気づいた時にはマットレスの裏も床もカビだらけ…なんてことになりかねません。
このマットレスは公式にも「陰干し」が推奨されています。
床に直置きする場合は、「毎日」または「少なくとも2〜3日に一度」は、マットレスを壁に立てかけるなどして、裏面に風を通すお手入れが「必須」だと考えてください。
重い(約13.0kg~)ので大変ですが、これを怠るとマットレスの寿命を縮めてしまいます。
それが面倒だと感じる方は、すのこベッドなど、通気性を確保できるベッドフレームを導入するのが賢明だと思います。
脚付きベッドフレームを選ぶメリット
ベッドフレームには、脚がほとんどない「フロアベッド」や、脚があって床との間に空間ができる「脚付きベッド」などがあります。
「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」(重さ約13.0kg~18.8kg)と組み合わせる上で、私が個人的におすすめしたいのは、この「脚付きベッドフレーム」です。
理由は2つあります。
1つは、やはり「通気性」です。
床とマットレスの間に空間ができることで、湿気の逃げ道が確保されます。
もちろん、床板が「すのこ」であれば完璧ですが、脚があるだけでも、床に密着しているフロアベッドよりは、カビのリスクを減らすことができます。
もう1つの理由は、「掃除のしやすさ」です。
ベッドの下は、ホコリがとても溜まりやすい場所ですよね。
フロアベッドだと、ホコリがベッドの側面に溜まりますし、掃除機もかけにくいです。
脚付きでベッド下に空間があれば、掃除機やロボット掃除機もスッと入っていけるので、寝室の清潔を保ちやすいんです。
重いマットレスをどかして掃除するのは大変ですから、ベッドフレーム側で掃除のしやすさを確保しておく、というのは意外と大事なポイントだと思いますよ。
雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡの使い方に関するよくある質問

ここでは、「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」の購入を検討している方や、使い始めたばかりの方が疑問に思いがちな「よくある質問」にお答えしていきます。
お手入れの方法や、他の寝具との組み合わせなど、細かいけれど大事なポイントばかりです。
購入後の「こんなはずじゃなかった!」をなくすために、ぜひチェックしてみてくださいね。
雲のやすらぎプレミアムの正しい向きや表裏は?
これはとても重要なポイントです。
「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」は、寝心地を追求した5層構造になっています。
上層にはフィット感の良い低反発ウレタン層(メルティクラウド層)を使い、下層にいくほど硬くなるように設計されています。
そのため、裏返して使うことはできません。
公式にも「片面仕様」であり、リバーシブル仕様ではない、と明記されています。
常にロゴやタグがついている面(寝心地が良いと感じる面)を上にして使ってくださいね。
ただし、「裏表」のローテーションはできませんが、「上下(頭側と脚側)」のローテーションは推奨されています。
このマットレスは、頭側と脚側の構造が同じ(A-B-Aの対称構造)になっているため、上下を入れ替えても寝心地が変わりません。
同じ部分にばかり体重がかかるのを防ぎ、長持ちさせるために、2週間に1度程度、頭と足の上下を入れ替えるお手入れがおすすめです。
雲のやすらぎプレミアムのカバーやシーツはどれでも使えますか?専用の商品しか使えませんか?
マットレスを汚れや汗から守るために、シーツやカバーは必須ですよね。
「雲のやすらぎプレミアム」シリーズには、専用の「3重ガーゼBOXシーツ」というものが用意されており、これが最適とされています。
綿100%ガーゼ素材で、吸湿性にも優れているようです。
もちろん、市販のシーツを使うことも可能です。
その場合は、必ずマットレスのサイズに合ったものを選んでください。
「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」の厚さは「約18cm」です。
この厚さに対応できる「ボックスシーツ」を選ぶのが一番手軽だと思います。
シングルなら「幅97cm × 長さ195cm × 厚さ18cm」、セミダブルなら「幅120cm」、ダブルなら「幅140cm」が基準になります。
厚さ18cmに対応していない薄いシーツだと、すぐに外れてしまってストレスになるので、マチ(厚み)の部分はしっかり確認してくださいね。
雲のやすらぎプレミアムに合うベッドフレームはどのようなものですか?
これは、この記事の前の章でも詳しく触れましたが、重要なポイントは2つです。
1つ目は「耐荷重」。
「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」本体の重さ(約13.0kg~18.8kg)に加えて、その上で寝る人の体重の合計を、余裕をもって支えられる「耐荷重」があるベッドフレームを選んでください。
2つ目は「通気性」です。
マットレスは湿気に弱いため、ベッドフレームの床板が「すのこ」や「メッシュ」になっているなど、通気性を確保できるタイプが非常に相性が良いです。
引き出し付きのベッドのように、床板が密閉された「板」になっているタイプは、湿気がこもりやすいので、より頻繁なお手入れ(陰干し)が必要になります。
耐荷重と通気性、この2点をクリアしたものを選べば間違いないと思いますよ。
雲のやすらぎプレミアムはすのこを使用しても良いですか?
はい、すのこベッドは「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」と非常に相性が良い組み合わせの一つです。
最大のメリットは、やはり「通気性」です。
マットレスの底面に空気の通り道ができるため、寝ている間にかいた汗(湿気)を効率よく逃がすことができます。
カビの発生を抑える上で、とても効果的ですね。
また、このマットレスは厚さが約18cm もあるため、すのこの板の隙間が背中に当たって痛い、といった「底付き感」を感じる心配もまずありません。
ただし、注意点として、すのこベッド自体の「耐荷重」は必ず確認してください。
マットレス本体の重さ(約13.0kg~18.8kg)と寝る人の体重を合わせた荷重に、しっかり耐えられる頑丈な作りのすのこベッドを選んでくださいね。
雲のやすらぎプレミアムは畳やフローリングに直置きしても良いですか?
はい、床に直接置いて使うことも可能です。
「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」は、厚さが約18cm もあります。
これは、一般的な敷布団(約10cm前後)と比べてもかなりのボリュームです。
(専門家も腰のためには約13cm以上の厚みが理想的、と見解を示しているようです。)
そのため、畳やフローリングの上に直接敷いても、床の硬さや冷たさを感じる「底付き感」はまずないでしょう。
ただし、ベッドフレーム(特にすのこ)を使う場合と比べて、圧倒的に「湿気」がこもりやすくなります。
床とマットレスの間に湿気の逃げ場がなくなり、カビが非常に発生しやすい状態になります。
直置きする場合は、公式で推奨されている「陰干し」、つまりマットレスを壁に立てかけて裏面に風を通すお手入れを、最低でも2〜3日に一度、できれば毎日行う覚悟が必要です。
このお手入れが面倒だと感じる方は、すのこベッドを使う方が絶対に楽だと思います。
雲のやすらぎプレミアムの普段のお掃除はどのようにすればいいですか?
「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」の普段のお手入れとして、公式に推奨されているのは、主に2つです。
1つ目は、先ほどから何度も出ている「陰干し」です。
マットレスは水洗いできませんので、風通しの良い場所で陰干しし、内部にこもった湿気を十分に逃がしてあげてください。
寝室の壁に立てかけるだけでもOKです。
2つ目は、「上下のローテーション」です。
マットレスの頭側と脚側を入れ替えることで、特定の部分(特に腰回り)にばかり負荷がかかり続けるのを防ぎ、へたりを遅らせることができます。
これは2週間に1度程度行うことが推奨されています。
(前述のとおり、裏表のローテーションは「片面仕様」のため不要、というかNGです。)
あとは、カバーや敷きパッドをこまめに洗濯して、マットレス本体を清潔に保つことも大切ですね。
雲のやすらぎプレミアムは子供や赤ちゃんにも使えますか?
ご家族で使うことを考えると、気になるところですよね。
一般的に、乳幼児の場合、柔らかすぎる寝具はうつ伏せになった際に窒息のリスクが指摘されることがあります。
このマットレスがそれに該当するかは分かりませんが、大切なご家族のことですから、憶測で判断するのは避けたほうが賢明です。
「小さな子供(赤ちゃん)に使わせても大丈夫か」という点は、購入前に一度、メーカー(販売店)に直接問い合わせて確認するのが最も確実で安心だと思います。
雲のやすらぎプレミアムは4人家族でどのように使えばいいですか?
ご家族4人で一緒に寝る場合ですね。
このマットレスの最大サイズはダブル(幅140cm)です。
ダブルサイズ1枚で4人(大人2人、子供2人)が寝るのは、かなり窮屈だと思います。
一般的な使い方としては、同じサイズのマットレスを2枚「並べて」使う方法があります。
例えば、
・「シングル(幅97cm)× 2台」 = 合計幅 194cm (クイーンサイズ相当)
・「セミダブル(幅120cm)× 2台」 = 合計幅 240cm (キングサイズより広い)
といった組み合わせです。
これなら、4人でもゆったりと寝ることができますよね。
2台のマットレスを固定するためのベッドフレーム(連結タイプ)や、マットレス同士の隙間を埋めるための「すきまパッド」なども市販されているので、そういったアイテムを活用するのも良いと思います。
雲のやすらぎプレミアムは電気毛布やホットカーペットを使っても大丈夫ですか?
寒い季節には、電気毛布などが手放せないという方も多いと思います。
一般論として、「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」の内部に使われている「ウレタンフォーム」という素材は、高温の熱に弱い性質を持っています。
電気毛布やホットカーペットを長時間、高温で使用すると、ウレタンが変質したり、へたりが早まったりする(=マットレスの寿命を縮める)可能性があります。
「絶対ダメ」とは言い切れませんが、自己判断で使って万が一マットレスが傷んでしまっても、保証の対象外となる可能性が高いです。
これも、メーカー(販売店)に「電気毛布は使用可能か」「使用する場合の注意点(温度設定など)はあるか」を、事前に確認しておくことを強くおすすめします。
雲のやすらぎプレミアムは2段ベッドの上で使えますか?
2段ベッドでの使用を考える場合、クリアすべきハードルが2つあります。
1つ目は「耐荷重」です。
2段ベッドの上段の「すのこ」部分が、マットレス本体の重さ(シングルで約13.0kg)+寝る人(お子様)の体重の合計に、しっかり耐えられるかどうか、必ず確認してください。
2つ目は「柵(さく)の高さ」です。
「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」は、厚さが「約18cm」もあります。
2段ベッドの転落防止用の「柵」よりも、マットレスの上面が高くなってしまうと、寝返りを打った時に転落する危険があり、非常によくありません。
柵の高さが、マットレスの厚さ(18cm)を差し引いても、安全な高さを十分に確保できるかどうか。
この「耐荷重」と「柵の高さ」の2点を必ず確認し、安全基準を満たしている場合のみ、使用を検討してください。
雲のやすらぎプレミアムは敷きパッドを使ったほうがよいですか?
はい、個人的には「使ったほうが良い」と思います。
マットレス本体(カバーは取り外せるかもしれませんが)を丸洗いすることはできません。
人は寝ている間にたくさんの汗をかきますし、皮脂やフケなども落ちます。
敷きパッドを1枚間に挟んでおけば、そうした汚れを敷きパッドが受け止めてくれます。
敷きパッドなら、ご家庭の洗濯機でこまめに洗えますよね。
マットレス本体を清潔に保ち、長持ちさせるために、ボックスシーツに加えて敷きパッドも併用するのがおすすめです。
また、夏場は「冷感・接触冷感」タイプ、冬場は「起毛・あったか」タイプなど、敷きパッドで寝心地の微調整ができるのもメリットですね。
雲のやすらぎプレミアムを並べて繋げたいです。夫婦と子どもで一緒に寝ることはできますか?
はい、可能です。
これは、先ほどの「4人家族でどう使うか?」という質問への回答と近くなりますね。
例えば、ご夫婦とお子様1人(計3人)であれば、「シングル(幅97cm)+ セミダブル(幅120cm)」を並べて、合計幅 217cm にしたり、
ゆったり寝たいなら「セミダブル(幅120cm)× 2台」で 合計幅 240cm にしたり、といった使い方ができます。
「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」は、マットレスの端(エッジ)部分が特に硬く作られているわけではないようなので、2台をぴったりくっつけて並べても、比較的違和感なく使えると予想されます。
それでも、どうしてもマットレス同士の「真ん中の溝」が気になる…という場合は、市販されている「すきまパッド」や、2台まとめて覆うことができる「大きなボックスシーツ(ファミリーサイズなど)」を使うことで、隙間を埋めることができますよ。
ご家族構成や寝室の広さに合わせて、最適なサイズの組み合わせを選んでみてください。
まとめ:雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡの「重さ」は快適な睡眠のためのメリットだった
あらためて仕様を確認すると、シングルサイズで約13.0kg、ダブルサイズでは約18.8kg。
この「重さ」は、中身がスカスカではない、高品質で高密度なウレタンを5層にもわたって贅沢に使っている証拠です。
だからこそ、長期間使ってもへたりにくい「耐久性」が期待できます。
この「重さ」と「約18cmの厚み」があるからこそ、ベッドフレームの上でどっしりと安定し、寝返りを打ってもグラつかない「安定感」が生まれます。
そして何より、この「重さ」を生み出している高密度な素材(高反発ウレタンなど)こそが、沈み込みやすい腰を徹底的にサポートし、理想的な寝姿勢と体圧分散を実現する「寝心地の良さ」の源泉だったんですね。
「マットレスの品質や耐久性、そして何より腰へのサポート力や寝心地を妥協したくない」。
そう考える方にとって、「雲のやすらぎプレミアム マットレスⅡ」のしっかりとした「重さ」は、品質の証として、きっと納得できる理由になるのではないでしょうか。

確かに、立てかけるのは「よっこいしょ」と気合がいる重さです。
でも、その一手間と引き換えに、抜群の安定感とサポート力が得られるということですね。
「重さ」をデメリットとして敬遠するんじゃなくて、むしろ「本気で寝心地を考えた結果の重さ」として、ポジティブな判断材料にするべきだと思いました。
